平成23年度護衛艦さわゆき体験航海


これまでのあらすじ
2011年7月22日早朝に例の物を受け取り,深夜に夜行バスで新宿から名古屋に向かい、
23日早朝に名古屋駅着、その後喫茶マウンテンに登頂したあとに、
OFF会に参加しFSRやHDRを食べもありあがっていたらあっという間に夜になり、
再び名古屋から夜行バスに乗り東京ディズニーランド(舞浜駅)へ向かい、
24日早朝舞浜駅に到着し一路2011ワンダーフェスティバル夏(略してワンフェス)の会場に近くの海浜幕張駅へ行き
なんとか始発組みの後ろの方に並ぶ事に成功しなんとかお目当ての物を買ったり、見たいブースを見ることが出来たが
護衛艦さわゆきの体験搭乗の時間が迫っていたのですぐさま会場を後にし
急いで搭乗場所の晴海埠頭へ向かったのだが・・・


震災の影響で海浜幕張駅周辺は液状化被害に遭ったようだ・・・


駅周辺もご覧の有様でした…




とりあえず晴海埠頭に一番近い駅で降りてみた光景
あれ・・・?橋開通してなくね?OTZ


この豊洲大橋工事中断中で開通していなかったようだ・・・遠くに見えるさわゆきが・・
いまさら市場前駅から新豊洲駅行きのゆりかもめ乗るよりも
歩いて行った方が早い上にお金も掛からないので新豊洲駅近くまで走り晴海大橋をわたり対岸の晴海埠頭までダッシュしました・・・
20分以上掛かりましたよ・・・
(有楽町からバスも出ているのでそれを活用した方が良いかもですね、
ただバス停の場所によっては1時間に1本しか晴海埠頭行きのバスが来ない時間帯があるので事前にチェックした方が無難です)


晴海埠頭到着

何とか受付時間までには到着できました・・・OFF会の荷物やワンフェスの荷物もってダッシュしたので
紙袋の持ち手の紐が切れて抱えて走るハメに・・・
とりあえず急いで晴海客船ターミナルで搭乗手続きをした後に
再びこの中に入ります


89式小銃


なんと色々な小銃や火器が展示されているではないか!
(葉書には銃火器の展示をするなんて書いてなかったからビックリしたw
ワンフェスをもうちょっと早く切り上げればよかった・・・

ちなみに展示されていた火器はお触りOKでした、
(座間では62式ですら遠くからしか見せてくれませんでした)

触ってみるとマルイのとは質感が違いますねw


5.56mm機関銃 (MINIMI)

なんとミニミまで展示されていました!、
いや〜カッコいいですねw


110mm個人携帯対戦車弾(LAM)


なんと110mm個人携帯対戦車弾まで展示されていてこれもお触りOKでしたw
(見学しに来ていた子供が弾頭の先端の棒みたいな部分(信管?)を回して稼動させてました)
自分も・・・ラムちゃんハアハア・・・w



120mm迫撃砲 RT



120mm迫撃砲も展示されていたようだが出航時間と展示終了時間が迫っていた為
既に撤収する準備をしてる最中でした・・・


いざ乗船


客船ターミナルで葉書と引き換えた券を見せて搭乗しました、


そして出航です
埠頭にいる見学者の方や陸自隊員さんに敬礼してますね



マストの部分かっこいい!


ハープーン艦対艦ミサイル発射筒


74式アスロック8連装発射機
これは護衛艦はたかぜにも装着されてましたね


62口径76mm単装速射砲


イタリアオート・メラーラ社の76 mm 砲をライセンス生産した62口径76mm単装連射砲
文字色が白赤緑使っていてイタリアを意識してる所が凝っていますね、
ちなみに後ろに見えるのがフジTVですね


一通り装備を見たら、ラッタル(艦の階段)を下って艦内を見学します、
このラッタルかなり急勾配ですので、上り下りの際はゆっくり慎重に降りないと危険です、
(急すぎてたぶん踏み外したら頭の打ち所が悪くてはぐれ死んでしまいます、そのぐらい危ないので)
決して訓練時の隊員さん見たいにラッタルを駆け足で下ったりしないで下さい、
あと見学時の服装で短いスカートが駄目って書いてあるのはこういうラッタルがあるからとからしい


艦内へ

艦内に入るとダメコン用の角材やくさび等色々な用具が設置されていました、
ダメコンとはダメージコントロールの略で艦艇が敵の攻撃などにより損傷を受けた際に
その損傷箇所から浸水が発生した場合、この角材などを駆使して応急対処する。


ヘルメットにはそれぞれの隊員の名前のシールが貼ってありました


通路を進んでいると様々なプラーク(盾)が飾られていました。



東日本大震災の写真

通路には東日本大震災災害派遣関連の写真が展示されていた、
船から糧食や飲料のダンボールが積みおろしているシーン


食料や毛布に暖房用の灯油などが視認できた


その物資をヘリで被災地に届けたり、艦内を被災者に開放して温食を提供したり、
一緒におにぎりを作っている写真


被災地の写真、学校の周り一面に津波で押し流されてきたであろう瓦礫の山…
本当に信じられない光景だ・・・


慰問しに訪れたようだ


励ましのメッセージが書かれた横断幕が貼られていました、



他にも様々な写真が展示されていました


後ほど紹介します艦載機のSH-60Jです


機関室

ここで艦の速力を調整したりするようだ

見学者の質問に隊員さんが丁寧に説明してくれました


科員食堂へ

道なりに進んでいくと食堂が見えましたのでちょっと休憩する事にしました、

ジュースの販売機の他に

なんとアイスまで販売していて冷凍庫の横に係りの
隊員さんがいるので100円を渡してジャイアントコーンを購入しましたw
艦艇で働く隊員さんにとっての唯一の娯楽が食事とかおやつらしい



ふと上を見上げてみると精強と言う文字が・・・




再び外へ出ると丁度民間のタグボートが作業している所だった


近くには68式対潜短魚雷3連装発射管が設置されていた


しばらくするとレインボーブリッジが見えてきました


お台場です、
通称品川台場で江戸幕府がペリー来航に備えて築いた洋式の海上砲台跡


海浜公園近くに海上保安庁の測量船の昭洋(HL01)が停泊していました


見学時の所注意、


案内図とりあえず飛行甲板を目指してみます、


GMLS MK29 Mod.0

Mk29シースパロー艦対空ミサイル8連ランチャーです


この発射機でしースパローミサイル(RIM-7M)を発射し


全天候下で敵航空機および対艦ミサイルを発見し迎撃し破壊する、艦対空ミサイルである


装填されていたのは訓練用の模擬弾だった


後部飛行甲板

飛行甲板に展示されていた格納状態のSH-60Jです


カタパルト?のような物で格納庫から機体を出し入れ出来るようだ


この体験航海のためのステッカーのようだ


飛行甲板の近くにはLSOと呼ばれる小屋?のような物があり



荒天時や海が時化ていてヘリの着陸が困難な時に
SH-60が金属製のメッセンジャーケーブルを垂らし、隊員がそれを艦のダウンホールケーブルという太いロープに結んでして、ヘリがダウンホールケーブルを巻き上げてヘリに固定して
この装置でダウンホールケーブルを巻き上げてヘリの着艦をサポートする為の装置だそうな


展示の1つとしてこの防火服をすばやく着用する訓練展示をしていた、
(2008年7月6日にさわゆきで発生した火災が残念な事に放火だったらしい・・・)
こういう訓練をしているおかげで如何なる火災が発生しても迅速に消火して被害を最小限に食い止める事ができるのだ。


格納庫内

海上自衛隊の制服や帽子やベスト、それにテッパチも試着させてもらえます、


甲板内で麦茶のセルフサービスが!ありがたや〜
夕方とはいえ蒸し暑く甲板でバテバテになっていた所だったんですよ


近くでは実際に縄を使って船乗りの仕事には必須のロープワークを
実際に学ぶ事ができる結索教室(ロープワーク教室)が開かれてしました
錨のロープすげえ・・・


手旗信号&信号ラッパの展示

しばらくするとSH-60の前で手旗信号の展示をしていました、
この方旗をすばやく動かして信号を送ってましたw、

ラッパの方は写真を撮り忘れてしまいましたが、巡検ラッパとか印象的でした



いい景色だ・・・遠くに横浜のランドマークが見える


そしてしばらく海面に照らされる夕日を眺めていると・・・
あれは猿島・・・・ここも砲台跡で要塞化されていた島だが、
現在では海水浴客や観光客それにコスプレイヤーにも人気がある観光スポットになっています


こっち側が米海軍横須賀基地の米エリアです、(なんちてw


奥にあるのが米海軍の船、このように海上フェンスで仕切られている


奥の方が海上自衛隊の横須賀地方総監部ですね、


海自の曳船が近づいてきたので海の漢が一斉に船首に集結しはじめました


曳船(タグボート)これを数隻使って護衛艦の向きを調整し誘導する


DDH-182いせ ひゅうが型護衛艦の2番艦  補給艦ときわ(AOE-423) DD-101 護衛艦むらさめを視認する事ができた


護衛艦の横へ接舷

DD-129 護衛艦やまゆき


なんとこのやまゆきの横へ接舷しようとしていた、


この接舷作業をひと目見ようと見学者が集まり始めた


難なく接舷する事ができました


タラップを準備して


やまゆきを経由して


左がさわゆき
ようやく横須賀基地に寄港できました、
降りた後は基地出口まで誘導されて、
そこから現地解散となります。



まさにnice Destroyer. ですねw


右側にみえるのがDD-111おおなみ
これも定係港は横須賀


DDH-182 いせですね、
(この体験公開から1年後に見学しました。



いかがでしたでしょうか?
体験航海は大体こんな感じです、

自分はとても船酔いしやすいタイプで最初は不安でしたが、出航して帰りまで酔うことなく、
楽しく艦内見学や展示を見ることができました。

SH-60近くでOFF会で購入して着てた赤飯Tシャツに突っ込んでくれた元自衛官の方もいて、
見学者の方とも交流できとても楽しかったです。
皆様も地本のホームページを見て体験航海や観艦式とかに応募されてみてはいかがでしょうか?


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