戦闘糧食 U型 Type U


1990年に自衛隊が採用した新しい戦闘糧食で、
従来の戦闘糧食 I型が缶詰であるのに対して、II型は全てレトルトパウチ包装である。
ゆえにI型に比べて持ち運びと調理が容易になっている。I型では25分であったご飯の湯煎時間が、
II型では10分になっている。しかし、レトルトパウチは金属缶に比べて強度の面で劣るため、
耐久性は低下している。そのため今後もI型は併用される。
保存方法と内容物が異なるのみで、基本的には戦闘糧食I型と同様、湯煎して数日間食べられる状態にしてから配給される。

パックの外装は基本的に戦闘糧食I型と同様(OD)色で、行動中に草むらに廃棄しても目立たないようになっている。
ただし、オリーブドラブ色に黒い文字で内容物が書いてあるため見分けが付きづらい白飯と赤飯を区別するため
、ご飯パックのみ端のほうが透明になっている。

余談として自衛隊カンボジア派遣中に行われたUNTAC参加国の
戦闘糧食コンテストで1位を獲得したことがあるらしい、

改良版が次々と試作され、
2008年10月から新しい戦闘糧食U型が本格的に配給され始めた。


戦闘糧食II型は主食パック2個に副食パック一個を1セットにして、それを1食分のメニューとして支給する

試食レポート

副食
 ハムステーキ、ポテトサラダ、卵スープ クラッカー
 ハンバーグ、ポテトサラダ、高菜漬け
ビーフカレー、ツナサラダ、福神漬
フランクフルト、即席わかめスープ、福神漬け
チキンステーキ、ジャーマンポテトサラダ、卵スープ
中華丼、キノコスープ、メンマ 現在は廃止
中華風肉団子、中華風わかめスープ、大根キムチ
酢豚、中華風わかめスープ、大根キムチ
牛丼、即席吸い物、福神漬け
やきとり、油揚げの味噌汁、はりはり漬け
鮭塩焼き、ポテトサラダ、油揚げの味噌汁
筑前煮、即席吸い物、はりはり漬け
鯖生姜煮、ポテトサラダ、即席わかめスープ、高菜漬け
マグロステーキ、きざみ昆布煮、油揚げの味噌汁
主食
白飯
赤飯
とり飯
豆ご飯
山菜飯
五目飯
ドライカレー
ホタテピラフ
五目チャーハン
蟹チャーハン

初期型 戦闘糧食 U型


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