ウェストミンスター寺院を散策して、すぐにチャーチル博物館(内閣戦時執務室)を訪れてみました。
場所は首相官邸の あるダウニング・ストリートからすぐ側、セント・ジェームズ・パークの真ん前
女王陛下の大蔵省と呼ばれている、大蔵省庁舎の地下にあります。



ここではWWU当時チャーチル首相が本部を置いて、
内閣戦時執務室として日本が無条件降伏するまで使っていた、
HQの一部を博物館へと改修して公開してるのだ。

入るといきなり下り階段が有るので下るとチケットカウンターがあるのでチケットを買います。

入場料18£+オーディオガイド代5£(英語音声のみ)
2015年当時の値段で5000円・・・入場料高杉ワロエナイ


進むと当時ドイツから爆撃を彷彿とさせる爆弾が釣る下げられていました

 第二次世界大戦中18800tonもの爆弾がロンドンに降り注いだそうな。
 (V2ロケットを含む)


天井はスチールで強化してあり、さらに分厚いコンクリートで覆われているので無問題
(写真は当時のタバコと執務室の補強に使われたコンクリート)





執務室の警備をしていた海兵さんを再現した蝋人形です、
(流石マダム・タッソー館の本場イギリス、本当に人間と思えるほど精巧でした)

ピストルのランヤードって首に下げるのか・・・

Sir Winston Leonard Spencer-Churchillの肖像画 

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W・チャーチル
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こんな感じで観光客にも人気のスポットで賑わっていました。


チャーチルがワシントンDCのホワイトハウスにいるルーズベルト大統領と安全に話すことができた
盗聴防止装置付きの電話(SIGSALY)です。(この電話がある場所は洗面所に偽装されていたそうな)

漫画のジパングで日本がインド洋作戦を行いインドへ侵攻して、
チャーチルがご乱心後にルーズベルトへ電話するシーンを思い浮かべながら次の場所に進みます。


電話の交換台で勤務する女性達


ディスパッチ・ボックスとは英国議会の下院の中央テーブルに与党側、野党側各々に置かれている 2 つの書類箱のこと、1941年5月10日にドイツの空襲で下院(庶民院)に爆撃を受けた際に
テーブルに置かれた聖書とともに回収され執務室に設置された物らしい。



タイプライターです。これみてるとチャーチル閣下の秘書っていう作品を思い出してしまいます。


 ドイツの空爆やIRA(アイルランド共和軍)のテロに翻弄されながら
チャーチルの秘書として働くマーガレット(マギー)の物語は面白かったですよ。


 

猫のスモーキー、内閣戦時執務室の調理場で働いていた職員が連れてきたそうな

ちなみに博物館として公開されいる部分は氷山の一角で延べ床面積は
3エーカー(12,000m2)と非常に広く、食堂、病院、その他に射撃室も有ったようで
最高528人もこの場所で勤務していたようだ。

チャーチル・ウォー・キャビネット内部の調理場


ココで作られた料理をチャーチルも食べていたようだ。


厳重な警備下であっても万が一状況ガスになっても困らないように常備されていたガスマスク、
S-10のご先祖様的なものらしい、

順番通り進むとようやくチャーチルのゆかりの品が数多く展示されている博物館エリアへと向かいます。

チャーチル博物館・内閣戦時執務室見学・後編

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