2015年 イギリス旅行2日目 チャーチル博物館内閣戦時執務室見学 後編



続き内閣戦時執務室を順番に進むと

 チャーチルのゆかりの品が数多く展示されているチャーチル博物館のエリアにたどり着きます。














ちょび髭と


モノホンのエニグマ暗号機



エニグマといえば映画のU-571とかを思い出しますが、
実際はポーランドの若い数学者がボンバという名前の解読器を開発して、

後にEnigmaもプラグコードを追加して暗号を複雑化しましたが、
最後はイギリスの数学者アラン・チューリングという数学者を中心にボンバを改良して写真左上のボンベという暗号解読機を完成させました。
アランは1952年に同性愛者と告発され科学的去勢され、1954年に青酸中毒で自殺したようです。
この一件で2009年にようやくイギリス政府が謝罪しました。

この話は映画のイミテーションゲームという作品で見ることが出来ます。

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展示室を進むと潜望鏡のような物があり覗き込むと


砂浜で縦横無尽に転がり周る馬車の車輪のようなが見えます



そうですパンジャンドラム


と呼ばれるイギリスの失敗兵器の代表格の1つ
D DAY(ノルマンディー上陸作戦)で
海上からロケット推進で転がり砂浜に上陸して、有刺鉄線やコンクリート製の防護壁にぶつけて爆破して破砕しするために開発された兵器・・・


実際は砂浜の凹凸でスタックしたり
コントロールができず、9回目の実験で開発は中止されましたとさ。

カラフルなWW2中に起きた出来事をまとめた歴史年表




さてチャーチル関連の展示物を見ていきます。


風刺画

あとチャーチルが着用していたコートとステン短機関銃



石仮面・・・ではなくチャーチルの銅像を作るために、


チャーチル本人に石膏を流して型をとった際の石膏の実物



画家としてのウィンストン・チャーチル


チャーチルは日曜画家としても活躍していて、数々の作品を残している

40歳で士官学校を卒業してからも、美大に行くこともなく自力で腕を磨き500点以上の作品を制作している、

1915年イギリスは当時の海軍大臣ウィンストン・チャーチルの主唱でダーダネルス海峡西側のガリポリ半島を占領し、オスマン帝国の首都イスタンブルに進撃する計画が立案された。

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のちにガリポリの戦いと呼ばれる戦争
で大苦戦して撤退、結果オスマン帝国に負ける結果となり
批判の矢面に立たされることになり海軍大臣を辞する事になったのだが、

その時に当時の奥さんに勧められて油絵を書き始めた様だ、




ちなみに奥さん曰く「絵を描いてなかったら夫は心臓病でとっくに死んでいたでしょう」と語っている。

1925年に偽名でロンドンのSunderland Houseの展覧会に「Chartwellの冬の光」を出品すると金賞を受賞し、「アマチュア画家にしては旨過ぎる」と評され、
後にその作品がかつての海軍大臣チャーチルの絵であることが知られると
画壇から暖かい歓迎を受けた。それ以降、彼はアマチュア画家を
政治的キャラクターに用いるようになったとさ。


美大落ちで、地下壕の何処かでアニメ鑑賞してる人とは違いますね



チョビ「儂だって、才能があったのに美大の連中ときたら・・・ちくしょーめ!!」




順番通りに進むと再び内閣戦時執務室の当時の部屋の一部をむることができます。









チャーチルの奥さんの部屋



ちなみにカフェも中にあるので軽食することができる


ひと通り見終わると売店にたどり着きます。


スピットファイアの模型や当時使われていた紅茶の缶を再現したもの、


当時英国で親しまれていたコーラ、
1905年創業のフェンティマンス社の キュリオスティ・コーラやジンジャー・ビア、
レモネードなども売られていました。


手前に見えるのはファッジです、味はキャラメルそのもので美味しかったです。

自分はレーションダイエットと言う本と、チャーチルがこの地下壕で喫食していた食事のレシピが載った本を購入しました。



買い物をした後は再び階段を上がり外に出ます。

そうすると目の前の道路にイギリス陸軍のレンジローバーが通過するではありませんか!



しかも

QF 18ポンド砲

を牽引してる・・・w

良いものが見れた所で次の名所へ向かいます、

ロンドン市内散策&イラク・アフガニスタン料理店でディナー編

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